ローテクの勧め
2009.03.20.03:30

先日「名古屋オートトレンド2009」に行ってきました。
最近 事あるごとに感じることは、世の中ハイテクに目がむけられ過ぎて、「ローテク」な技術が疎かになっているのではないかと言うことです。
「ローテク」とはハイテクの対義語で、平たく言うと、町工場みたなところで機械相手にものを作るような技能のことで、「職人芸」とか「匠」といった言葉が連想されます。
日本の高度経済成長の立役者はこの「ローテク」の技術だと思いますが、何を勘違いしたのか、いつの間にかハイテクが主役になり、「ローテク」がすみっこに追いやられ、それと共に「日本丸」が方向性を失って、崩壊の危機にいるのではないかと危惧されます。
医療の世界も同様に、ハイテクの波が押し寄せてますが、私自身、新らしもの好きではありますが、「ローテク」に頑なに拘り、孤軍奮闘 能率の悪い医療にいそしんでいます。
ハイテクを否定するつもりはありませんが、私の願望としては、いつまでも町工場で陣頭指揮を執り、拘りを持つ頑固なワンマン社長兼職人でいたいと思っています。
ということで、あんまり感動することがなかった中で、上の写真の車が目にとまりました。
子供のころ、見たことがある(記憶ではタクシーで乗った)観音開きの初代クラウンです。
今の子供たちが大人になったとき、思い出に残る車というのが果たしてあるのでしょうか?
日本の経済が立ち直るにはもっと「ローテク」に目を向けるべきではないでしょうか。
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